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暖炉に火をくべて

caorena.exblog.jp

音楽、家族のことなどを、時々。

だんだん、少しずつ、色んなイベントが街に戻ってきて。
まあ、たいてい土日に開催される
ので、私は仕事で行かれないんだけど、ありがたいことに重度訪問介護を利用している息子は、連れて行ってもらえる。
イベントごとがないと、散歩とか、電車に乗ったりとかして過ごすことになる。それはそれでまあ良いのだけれど、目がほぼ見えていない息子にとって、音のあるイベントは、ただ散歩するだけより、刺激的で楽しい…と思う。多分。
んで、毎週土日にはヘルパーさんと外出するので、事前に私が、息子が楽しめそうなイベントごとを探すわけ。
以前は都内にも出かけていって、代々木公園なんかでは大抵何かしらイベントをやっているので、お馴染みだったんだけど、まだ都内に行くのは怖い。
息子はもちろん、ヘルパーさんが感染してしまっても困るしね。
で、立川。
以前一度連れて行ってもらったことのある、フラメンコフェスティバル。
帰宅した息子の手首に、リストバンド!なんかフェスに行った感、満載じゃん!
母は、こんな当たり前のことでも、一人前に扱ってもらえたような気がして、じんわり嬉しくなったりするのだ…(;_;)
電車の中も、フェスの現場でも、ニコニコと楽しそうにしていました、とヘルパーさん。
良かった良かった(*^_^*)
戻ってきたね_d0306695_22545385.jpg



# by caorena | 2022-05-04 22:52 | 障害者

12月のツアー【Save It For a Sunny Day】の発表があったとき、嬉しいという気持ちと「やるの?」という懐疑的な気持ちが無い混ぜになって、とても複雑な心境になりました。

私自身、仕事や家庭の事情で行きたくても行かれないということもあったからなおさら。

でも、それからずっと、色々見て読んで聞いて考えて、

(国はあてにならないから)リスクを背負って、文字通り体を張って、「やれる」ということを、できる(体力のある)人や団体が示していかなくては、いつまでたっても「無闇に恐れ、無駄に油断する」ことは終わらない、と思えるようになりました。

今、武道館と城ホールでのアニバーサリーライブ開催を決断した元春に敬意を表します。

 

武道館・城ホールどちらも一曲めが『ジュジュ』だったと知って、元春の意図が明確に伝わり、嬉しくて泣けてきました。

おそらく誰もがこの曲が一曲目に来たことは意外だったし驚いたと思う。

でも、 元春はかつてこの曲について

「《ジュジュ、君がいない》という表現は「不在」の象徴です。ぼく個人の人生や聴き手の人生、この社会・地球・宇宙に不在なもの。その象徴です。」

と記しています。

どんなに行きたくても行くことが叶わなかった私達に向けても、元春とコヨーテたちは唄い演奏してくれていた。

そう確信しました。

 

そして、行った方々のレポを見ていると、ラストの『約束の橋』のときには元春が、

会場に来られなかった全国のファンに届けよう、みんなで心のなかで合唱しよう、というようなことを言ってくれていたようで、

あぁ、やっぱりそうだったんだと、感激しきりでした。

 

ありがとう元春。

改めて、40周年おめでとう!

 

誰も傷つかない、望むような世界。

元春の書いた詩が、コヨーテたちの奏でる音楽で色付けされて、ときに鮮やかに、ときに切なく、そして無限の広がりを持って私に届く。

40年、走り続けてくれてありがとう。

これからも一緒に、走っていきます。

ヤァ!40年目の佐野元春_d0306695_20161958.jpg

# by caorena | 2021-04-05 20:25 | 音楽
2021.3.21大滝詠一の日_d0306695_23223785.jpg
2021年3月21日。
大滝師匠のあれやこれや。
それに先立ち、“君は天然色”のPVが公開されていました。
https://youtu.be/L-hyY-1luHs
観ていて、なんというか・・・嬉しくて泣いちゃいました。年ですね。

水の表現が素晴らしいと思ったら、担当したのはアニメ映像ディレクターの依田伸隆さんだと知って、ひざポンでした。
以前、アニメ「かくしごと」のエンディングテーマに“君は天然色”が使われていることを知り、エンディングを観たのですが、背景の感じがすごく永井博チックになっているし、キャラクターの動きが曲にぴったりで、これはひょっとして制作したのはナイアガラーなんじゃないかと思っていたんです。

その時はそれ以上調べなかったのですが、今回のつながりで記事を読んで、依田さんが大滝師匠&永井博の大ファンであることを知るに至り、自分の中のパズルがカチッと嵌ったのでした。
そして、依田さんの愛情あふれるコメントを読んで、涙、涙。
今だから、今のデジタルの技術があるからこそできたコラボ。
こうやって受け継がれていくんだな。
感慨もひとしおでした。
https://ototoy.jp/news/100558

そういえば、なんと、『アニメ「かくしごと」イメージアルバム feat.君は天然色』が昨年リリースされたそうです。
大滝師匠のオリジナルバージョンと、登場人物たちがそれぞれいろんなバージョンで唄う“君は天然色”が8曲!
倒れそうです・・・(笑)
2021.3.21大滝詠一の日_d0306695_23251733.jpg

サブスクも解禁された昨日、仕事から帰ると、娘たちが開口一番「ママ!大滝詠一サブスク解禁じゃん!」
心のなかでは「とっくに知っておるわい」と思いながらも
「そうなのよ!ついに!」と答えると、娘たちは「嬉しいよねぇ」と言いながら早速スマホを取り出して”君は天然色”を流してくれました。
幼い頃からロンバケやイーチタイムを車の中や家で耳にしてきて(音源は主にカセットテープやレコード)、歌えたりもするのですが、「持ち運ぶ」ほどではなかった彼女たち。
でも、サブスク解禁のおかげで、きっと大滝師匠の曲がより身近になるんじゃないかな。
それはとても嬉しいことです!

大滝師匠の音楽がより多くの人の身近にあるものとなればいいなぁ、と思います。


# by caorena | 2021-03-22 23:38 | 音楽
佐野元春の、エンタテイメント_d0306695_00083448.jpg
2010年~11年にかけて行われた佐野元春の30周年記念ライブツアーファイナルは、まず3月6日に大阪城ホールで開催され、
オーラスの東京公演は3月12,13日(元春の誕生日)に開催予定でしたが、二日前の3月11日に東日本大震災が発生し、公演は延期。
そして今度は40周年で、ライブを始め様々な企画がありましたが、ご多分に漏れず中止や延期を強いられました。
昨年は「なぜまた!」と、なんとも因縁めいたものを感じずにはいられませんでしたが、元春がすぐに切り替えて、コロナ禍ならではの企画をいくつもプレゼントしてくれたので、後ろ向きにならずに済みました。

私は30周年40周年ともにファイナルライブは行かれなくて残念なんですが、30周年はDVDで見て、様々なライブレポート記事を読みました。
そのどの記事にも出ていた元春のMC。
「昨日、東北のファンの方からメールが届きました。たぶん、この会場のどこかにいると思います。そこにはこう書いてあった。《今夜は楽しみたいです》。みんなそう思うだろ!?」
その一言で、元春が何を言いたいのか、すぐに分かりました。
何年か前のライブでも元春は「ここにいる間は、思い切り楽しんでいってほしい」  と言っていたことがあります。
元春の中にはずっと「”エンタテイメント”とは何か」に対する「答え」があったのでしょうね。

そんな中、シネマトゥデイの『東日本大震災後の10年、映画の力を信じ続けた人々』という特集を見つけました。
震災以降、学校や避難所、仮設住宅の集会所など映画館のない地域で無料上映会を開催し続けている方や、震災当時とその後を追ったドキュメンタリー映画等に関わった方々についての記事でした。
無料上映会を開催している方は元々映画館を経営していて、震災二週間後にライフラインが復旧したらすぐ上映を開始すると「つかの間でも現実を忘れたい」という人たちが映画館に駆けつけたのを見て、映画館に来られない人たちのために映画を届けようと活動を始めたのだそうです。
記事の最後に筆者がまとめの中で「有事が起こると必ず文化・芸術不要不急論が巻き起こるのがわたしたちの社会」であると書いていました。

自粛についてはほんとうに、常に突きつけられる問題です。
でも、ここで元春の言葉を(彼が震災当日に発表した詩『それを「希望」と名づけよう』から)借りれば

不謹慎だとわめく偽善者を後に残し
君が光を放つことで、友を弔うんだ
それを「希望」と名づけていいんだよ

この10年、何度も何度も繰り返し、この詩を読んで咀嚼してきました。
コロナ禍の今、ようやく、腑に落ちたように思います。

「無闇に恐れないで
無駄に油断しないで
いつものフローで行こう」

武道館ライブを決めたと発表したときに元春が知らせてくれました。

自分の置かれた環境の中で、自分にできることを。
これからもずっと、考え、行動していきたいと思います。




# by caorena | 2021-03-20 00:07 | 佐野元春
コミュニティFMでセレクター_d0306695_22425820.jpg

元春つながりの友人がコミュニティFMで番組を持っています。
DJイベントなどでくるくる一緒に回した仲間ですが、今や立派なパーソナリティ。
今までも、「番組でこういう特集をやるので一曲選曲してください」という感じで依頼してもらったことはあって、そのたび嬉しくて快諾、選曲や解説を楽しませてもらっていました。

その友人が、新しく開局するコミュニティFMのお手伝いをすることになって、セレクターが交代で選曲を担当する一時間番組をやるので、やってみませんかと連絡をくれました。
自分の一時間分(とはいってもMCやCMが入るので4分割で54分位)の選曲がまるっとラジオでオンエアされるなんて・・・!
こんなチャンスなかなかないです!
すぐに選曲に取り掛かりました。

ゆるい時間制限の中でレコードやCDを回すDJは何度もやってるけど、ちゃんと録音編集してカッチリ時間も守ってというのは初めて。
なかなか苦労しましたが、納得の行く選曲が出来ました。

オンエア日は、最初は1月の予定だったので、12月中に選曲を終わらせてデータを送っていたのですが、開局が遅れ、オンエアは3月に。
なので、ちょっと冬の曲が入ったりしていますが、そこはまあご愛嬌w

オンエア日、想像以上に興奮している自分がいました。
自分のいわゆるプレイリストがネットラジオを通じて流れている・・・
まさかそんな体験をこの歳(アラロク=アラウンド60)になってできるなんて!
あ~私は幸せものです。
ほんとうにありがとう!

以下、プレイリストです。

ブロック1
佐野元春&THE COYOTE BAND/エンタテイメント!
Bruce Springsteen/Hungry Heart
松田聖子/ハートのイヤリング

ブロック2
Yogee New Waves/Climax Night
GRAPEVINE/ぼくらなら
山田稔明/Pilgrim

ブロック3
George Harrison/If Not For You
Carol King/So Far Away
関取花/家路

ブロック4
ASIAN KUNG-FU GENERATION/リライト
LOVE PSYCHEDELICO/FREEDOM
Rockin' In The Free World/Neil Young




# by caorena | 2021-03-16 22:45 | 音楽