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暖炉に火をくべて

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音楽、家族のことなどを、時々。

佐野元春&THE COYOTE BAND[Zooey]レビュー『愛のためにできたこと』

既聴(っていう言葉ある?)の3曲を経て、ここからは次の『ポーラスタア』を除いて初聴(っていう言葉ある?)。
で、そうきましたか!と、ニンマリ。

イントロで、エルビス・プレスリーの歌うブルースを思い浮かべた。

繰り返し聴いていたら、頭の中ではいつの間にか、エルビスに代わって、菅原洋一の「知りたくないの」が鳴っていた。
エルビスも歌っているこの曲。
日本語詞は、なかにし礼。

あぁ、ソングライターズ。

…だいぶ逸れました。

失恋…別れの歌なのかな…
そう思いながら読んだライナーノーツには、衝撃的な私生活の告白が。
いや、私が勝手にそう解釈しているだけだけど。

「愛してると君は言う
 でも信じてるとはけして言わない」

なんか、すごぉくわかる気がする、このフレーズ。
夫婦の“あるある”みたい。

衝撃的な出来事に対して、曲では「愛のために“やったこと”忘れないで」と思い出を振り返っているだけだが、タイトルは『愛のために“できたこと”』 と、振り返るだけでなく何か反省や後悔を含んだ言い方になっているのが、元春の誠実さを現わしているなぁ、と思うのだ。

大丈夫。私、13歳の女の子ではないけれど、あなたのやり方で、「感じて」いるわよ。
そう元春に伝えたい気持ちになった一曲だ。


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by caorena | 2013-03-24 08:20 | 音楽 | Comments(2)
Commented by 獅子丸 at 2013-03-24 13:19 x
はじめまして、元春ファンの獅子丸と申します。
Twitterからお邪魔しました。

「愛のためにできたこと」
アルバム「Zooey」の中でも特に印象深く残った曲です。
caorenaさんが書かれているとおり、「やったこと」と「できたこと」と分けることに意味がある、というところに共感しました。
多くの言葉で埋め尽くすのではなく、リスナーに委ねる、考えさせる余地が彼の歌詞にはあるんだよなぁって。
そして元春の誠実さ、やさしさがこの曲を含めたくさん溢れている一枚だと思います。
(勿論シニカルな部分も見え隠れしていて、そこもまた面白いのですが^^)

素敵なレビュー、ありがとうございました!
Commented by caorena at 2013-03-24 22:25
獅子丸さん

コメントありがとうございます!

ソングライターズの星野源ちゃんの回で元春も言っていましたhttp://caorena.exblog.jp/18251701/ が、リスナーに委ねるというのは、とても勇気がいることだと思うんですね。
そして、自信と覚悟がなければ、できないこと。

でも、それが、普遍的な歌を生み出すメソッドのひとつだというのは、間違いないことだと思います。

獅子丸さんに共感していただけて、嬉しいです。