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暖炉に火をくべて

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音楽、家族のことなどを、時々。

トーキョーシック 感想

というわけで、子どもたちからの誕生日プレゼントとして『トーキョーシック / 佐野元春&雪村いづみ』が手元に届いた。

アルバムタイトル曲の【トーキョーシック】は、最初、ダウンロードで購入した。
正直、最初はピンとこなかった。
ビルボードライブで元春がHKBとともにソロで歌った時にはとても良いと思ったのに、雪村さんとのデュエットは、すんなりと受け入れることができなかった。
期待しすぎていたのか?
いづみさんの声への違和感・・・?

でもそのうち、聴きかえすごとに、二人の歌声がしっくり私の中に馴染んでくるようになった。
そしてだんだん、バンドの音とも馴染んで、いつの間にか「好き」と思うようになっていた。
不思議だなぁ・・・

ビッグバンドの音をこれほど素晴らしいと思ったことはかつてない。
CDを聴いただけでも、そのウキウキするような雰囲気が伝わってくる。
DVDを観ればなおさらだ。

モノラルバージョンも収められているが、こちらのほうが耳にしっくり落ち着いて聴こえる。自分も同じ部屋の中で聴いているかのような。
ステレオバージョンの方は、まさにライブといった感じ。

あ、当り前の聴こえ方?w

欲を言えばね、ユニゾンではなく、一部分でもいいから、ハーモニーで歌って欲しかったなぁ。


CDにはあと3曲。


【もう憎しみはない / 佐野元春&雪村いづみ】
初めてラジオでオンエアされたのを聴いたときには、イントロを聴いた瞬間から涙が止まらなかった。
深い深い、バンドの音。
透き通るいづみさんの声に、優しく寄り添い包み込む元春の声。
お互いを思う気持ちに触れ、心が震える。

歌詞のことに少しだけ触れると、
「もう憎しみはない」
「もう憎しみはない」
「もう憎しみはないから」

この「から」ほど、説得力のある「から」を私は知らない・・・


【こんな素敵な日には】
年末に手にした“ノーダメージ・デラックスエディション”と聴き比べてみる。
もともと「キーボードを主体としたラウンジ風のリラックスしたムードの曲調」(ノーダメージ・デラックスエディション・ブックレットより)だったこの曲だが、ビッグバンドジャズバージョンは、No Damageバージョンに比べてややアップテンポ。キーは低くなってる。
元春のボーカルも、良い加減に枯れてはいるものの、アンニュイなNo Damageバージョンよりウキウキ、ノリノリ、ハッピーな感じ。
若い頃のバージョンほうがしっとり感があるって、どないやねん(笑)
間奏のサックスソロが軽やかでステキ。
奏者がイケメンだからさらに良いです(笑)


【Bye Bye Handy Love】
これはもう言うことなし!100点!(笑)
この曲もノーダメージ・デラックスエディションに収められている。
力強いロック調だった曲が、見事にジャズバージョンに。元春の歌声も軽やかにスイングしている。
このアレンジがもとからあったかのようだ。
ほんとにハッピー♪


DVDには雪村いづみさんとのレコーディング風景や、ビルボードライブでの雪村さんとの共演の様子が収録されている。
どの場面でも、雪村さんが元春に視線を送るも、元春はその視線をなかなか受け止めず、たま~に恥ずかしそうに見返すだけ、というのがとてもカワユイw

あのときのビルボード、雪村さんとのステージは観られなかったのだが、私が行った日に雪村さんは客席にいらしていた。そしてラッキーなことに、ライブ終了後出口近くで直接お話をすることができた。
「母が雪村さんが好きで、よくうちでレコードかけてました」
「まぁ!そうなの?お母様おいくつ?」
「昭和8年生まれ・・・78歳です」
「私の3つ上ね・・・そう、嬉しいわ。お母様によろしく」
「ありがとうございます。元春とのラジオ、とても楽しく聴きました。新曲も楽しみにしています」
「どうもありがとう」
最初に握手した手をずっと握ってくださったまま、こんな会話をかわした。
ほんの1分足らずの会話だったが、まっすぐに私の目を見てお話くださった雪村さんのチャーミングなこと。
ライブ映像を観ていて、あの時の雪村さんの手のぬくもりが蘇ってきたようで、思わず自分の手を見つめてしまった。

今年また、ビルボードでのライブが決まっている元春。
いづみさんとの共演はまたあるのだろうか。
あの空間で、特別な時間を、また楽しむことができるだろうか。

・・・電話つながりますように。

次は、トーキョーシックを手にして思ったことを書くよ。
言ってみれば完結編になるので、よろしければ読んでみてね。

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by caorena | 2014-02-19 00:29 | 音楽 | Comments(4)
Commented by obinborn at 2014-02-23 08:07
こんにちは。ぼくもパッケージCDになって本当に良かったと
思います。前田憲男氏によるビッグバンドの音も臨場感に溢れゴージャス!年齢を感じさせない雪村さんの声もいいし、このプロジェクトを達成した佐野さん、Fabulous! の一言です!
Commented by caorena at 2014-02-23 21:06
小尾さん、コメントありがとうございます。

ほんとに、雪村さんからのラブレターから始まって、このような形に結実するとは、素晴らしいですよね!
Commented by まゆみ at 2014-03-07 17:29 x
りーなさん はじめまして まゆみと申します。
偶然こちらのサイトに辿り着き、ぐぐっと引き込まれるように読ませていただきました。
トーキョーシック♪私も最初は?な感じでした。が、聞いているうちにだんだん楽しくなってきて、いつしかミラーボールくるくるのダンスホールにいるかのような気分に。あ~また元春にしてやられた!という感じです。Bye Bye Handy Loveにいたっては、私も100点!あげます。
ちなみにうちの母(81)にもダンスホールに行ったかと尋ねてみたら、「そんなもの行ったことない」ってことでした。鹿児島の片田舎ですもの、しょうがないか。
Commented by caorena at 2014-03-07 23:36
まゆみさん、はじめまして。
コメントどうもありがとうございます。嬉しいです。

お母様、81歳!私の母は80歳です。
東京で、若い頃の勤め先は米軍ベースだったからか、けっこうモダンな遊び(笑)をしていたようです。

元春の体には、ジャズのリズムが刻み込まれているようですね。
ポール・マッカートニーがジャズスタンダードを歌うより、元春が歌うほうがしっくりくるような気がします(比べるのも変ですがw)