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暖炉に火をくべて

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音楽、家族のことなどを、時々。

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疲れた。とても。

70分程度の短いライブ。しかも座っていたのに。

スタンディングで120分のライブより、ずっと疲れた。

初めてのスポークンワーズライブ。

受け取るものが多すぎた。

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ヘアスタイルを変えた元春に、初めて会う。

2列目、ど真ん中。

真正面に、スタンドマイク、そして元春。


何かとても神聖なものを観るような気持ちになっていた。


曲は過去にCDで聞いているし、詩は本でも読んでいた。

なのに、CDで聴いているときには無かった感情が湧き上がってくるのが、ライブが始まってすぐにわかった。


「時はハチミツ」

元春がそう言葉を発した時、何かが、スッと体の中に入ってきた。

「キミみたいな無党派のために」

元春が、私のことを指差して、ちょっとニヤリとした気がした。


「国家よ」

元春がそう言葉を発した時、何かが、私の心臓を揺さぶった。

もう離れられない。

2曲目でもう、ああ、今夜ほんとうに来てよかったと思った。

今にも叫び出したい気持ちでいるところに

「どこか不可解な場所にいることを嘆くのではなく、おれとともにいてほしい」

だなんて。

 
泣くなという方が無理(笑)
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15年以上も前の詩なのに、確実にの空気をまとい、ストレートに心に響く。
ビートと、音楽と、映像とともに、元春の口から語られることにより、
ものすごく力を持った言葉たちに、揺さぶられ続けた。

 
帰ってからCDを聞き直したが、やはり違う。
スポークンワーズは、ライブでやってこそだ。
強くそう思った。

それはそうと、元春。

このライブ、最初から最後まで、根底に流れる一貫したテーマがあったように思えるんだけど、どうだろう?

いつか言っていたね。

「今の僕らの政府には、欺瞞気取りがある」

あれから数年たつけど、欺瞞と気取りはひどくなる一方。

ここのところ、そんな思いに苛まれていた(他にも色々と苛まれていたけれど)から、そう感じ取っただけかもしれないけど。


いずれにしても、どうもありがとう、元春。

またいつか。

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by caorena | 2017-04-12 00:49 | 音楽 | Comments(0)
まだ終わらないんだ。
まだ楽しめるんだ。

途中、何度もそう思った、佐野元春35周年アニバーサリーファイナル。
35曲3時間半。
でも、長く感じたというわけではない。
ずっとずっと、いつまでもいつまでも、この時間が続くような錯覚に陥っていた。

THE COYOTE GRAND ROCKESTRAの眺めは圧巻。
でも私の位置からはシュンちゃんが殆ど見えず、いるのか!?と一緒に行った長女とざわついた(笑)
時々足だけとか上げた手だけとか。
そのせいではないのだろうけど、私の大好きな『私の太陽』のピアノソロ、音が硬いような気がしたけど…気のせい?
スパムさんもイマイチ見えなかった。
逆にDr.kyOnはよく見えて、もうバンマスな感じで安定のかっこよさ。
ホーンズの拓ちゃんと西村さんもいい感じ。
特に拓ちゃんのノリはいつ見ても好きだ。SOMEDAYのソロ、光ってた。
長田さん。一緒に行った長女は初めて観たのだけれど、彼のプレイに「かっこいい」「すごい」を連発。
メンバー紹介の時、長田さんに対するひときわ大きな歓声と拍手は、往年ファンの信頼の証。
しかし、アッキーとは全く違うタイプのギタープレイなだけに、アッキーの欠席はほんとに残念だった、改めて。
フカヌーは冴えてた。でもいつもより地味に見えたぞ。長田さんがいたせいか?(笑)
コマツ。いいね。ほんとにいい。最初の頃(コヨーテ結成したばかりの頃)は走りがちで、よく元春に振り返って見られてたけど(笑)、今はもうそんなことはないね。
圭くん。すごくノッているのがほんとによく伝わってきた。殆ど動かないのに(笑)。

しかしコヨーテたちはほんとにコーラスがいい。
フカヌーの声質が元春にぴったりだというのはよく言われていることだが、圭くんの低いコーラスも絶妙なんだな。大好き。
そして特にアンジェリーナのコマツ。昨日は特に胸に響いた。
前から思っていたが、アンジェリーナのあの部分はフカヌーではなくコマツなのが、大正解。
そんでもって、最後にギター2人と圭くんがズン、ズン、って前に出てくるシーン。あれはもう出てくるのわかってるのに思わずギャー!!と叫んで興奮してしまう。



ハイライトはいくつもあったが、BLOOD MOONからの曲はもちろん、特にVISITORSからの曲が自分的にはヒット。
『すべてうまくはいかなくても』は大好きな曲なので聴けて嬉しかったし、『東京スカイライン』のアウトロから『ボヘミアングレイブヤード』につなげた流れは思わず低く「おお・・・(なぜこのつなぎを今まで気づかなかった自分)」と呟いてしまった(笑)

『バルセロナの夜』が大好きな長女は、泣いてた。
ライブで聴いたのが初めてということもあっただろうけど、ポロポロと泣いてた。
それを見て私も泣きそうになった。


さて元春。
私はそんなに数多くのステージを観ているわけではないけれど、今まで観た中で一番声が嗄れていた。そりゃ前日も3時間半やってるんだから、無理も無い。
そうはいっても、スローな曲の歌い出しに声が出ないのは「えっ」と気がそがれるところもあった。特に序盤の『バルセロナの夜』『すべてうまくはいかなくても』は、ちょっと残念だった。囁きとかすれ声は違うんだよ、元春。
でもね。ライブが進むにつれ、思ったんだ。
元春は自分のその声は当然自覚していたはず。
それでも「これが今の佐野元春だ」と言わんばかりに、首を傾げることもなく、キーを下げることもなく、堂々と歌いきった。あの声のままに。
そして、あの『ロックンロールナイト』の咆哮はどうだ。
叫びはどうだ。
そうだ、私が元春のライブパフォーマンスに求めていたのは、そんなことじゃなかった。
それがどうした、って話だ。
と元春の声が聞こえてきそうだ(笑)
うまく言葉では言い表せないのが歯がゆいのだけれど、私は確かに元春から今迄にはなかった何かを受け取り、体の中から自分が変化したことがハッキリとわかった。

ほんとうに素晴らしいライブだったよ。
アニバーサリーを区切りに、私は新しい一歩を踏み出せたような気がしてる。
どうもありがとう、元春。

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by caorena | 2016-03-31 00:48 | 音楽 | Comments(2)
これは、元春が初めてビルボードでライブをした時の記録。
今年は友人たちと一緒に行って、別の楽しさがあったな。

今夜、ツイ友さんがこの時の「約束の橋」のことをつぶやいていたので、思い出しました。
http://youtu.be/W1T1iq3YtA0

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2012年3月28日。
佐野元春 and The Hobo King Band ~Billboard Live 'Smoke & Blue' 1stステージに単身参戦。
せっかくの場所だから、がらにもなくスーツを着てハイヒールを履いて。

座席はステージに向かって左側の上方。
カウンターテーブルでビールとラップロールをいただきながら、開演前のひと時をのんびり。
流れる曲はスティーリー・ダン。おもわず頬が緩む。
余裕を持って来場したので、2杯目が欲しくなる(笑)。
こういう時は絶対にジンフィズ。美味しいジンフィズ

バーカウンターに降りてメニューをみると、ない。ジンフィズが。
でもジンベースのものはあるので、お願いしてみると、すんなり作ってくれた。さんきゅー。

バンド編成はHKBから、しーたか(古田たかし=Dr)・トミー(井上富雄=B)・キョン(Dr.kyOn=Key)の3人。ギターは元春と時々キョン。そして「新しい仲間」あやのちゃん(笠原あやの=チェロ)。ウッドベースも用意されてる。
いったいどの曲をどんなアレンジで聴かせてくれるのか。
会場の雰囲気と相まって、高まる期待。

バンドメンバーが登場し、いよいよ開演。

1.Please Don't Tell Me A Lie
1曲目から「ほほ~ぉ!」とにんまりしてしまう選曲とアレンジ。ジャジーな感じがいい。

2.It's Alright
3.マンハッタンブリッヂにたたずんで
ここで、すでにやられました。涙あふれて止まらず。
原曲のようなホーンはもちろんない。
でも、温かみのあるチェロの音が曲全体を包み込むようで。
セルフカバーアルバム「月と専制君主」からのマイブームなのか(笑)、「Love is here, love is here」の部分を日本語で「ここに、ここに・・・愛はここに」と歌った元春。アレンジの雰囲気とピッタリ合って、心に残るフレーズになった。

4.だいじょうぶ、と彼女は言った
5.ハッピーエンド
「マンハッタン~」と同じくこの2曲も、ライブではあまり演奏されていない曲じゃないかな。大好きな3曲が続き、ジンフィズが美味しいのなんの。
あ~でも、大事に飲まないと、さすがに演奏中に立ち歩くことはできないもんね・・・
そして再び落涙。

6.ジュジュ (月専Ver.)
7.7日じゃたりない
8.バルセロナの夜
いい雰囲気。サイコーにマチュアな音。アレンジ。
元春が言っていた「あの空間を生かしたアレンジ」とはこういうことだったのね。

9.虹を追いかけて
10.君の魂 大事な魂
この曲の時、ホールやライブハウスでは元春のリードで曲に合わせて腕を振ったりするのだが、無しよ無し、そういうのは!(笑)
元春は、この曲と次、ピアノ担当。

MCは「ありがとう」程度でほとんどなく、演奏を続けていた元春たち。
ここで元春から「今日誕生日の人いる?」なんて問いかけが。
うぉ!あの曲を歌ってくれるの?
手あげたらきっと、元春は私のためにバースデーソングを歌ってくれるのよね?嘘ついて手あげちゃっても誰にも咎められないよね?
なんて、ちょっとドキドキしましたが、根が正直(小心者)なもので、結局手をあげられず^^;

11.二人のバースデイ
12.遠い声
13.明日を生きよう
この3曲も、ライブでは珍しいよね。
特に「遠い声」がよかったなぁ。透明感があって。3度目の涙。

14.トーキョー・シック(街に出かけようよ)
ついに新曲披露。
元春のお父さんとお母さんが若かったころ、新橋のダンスホールに出かけて踊っていたんですって。その頃のことに思いをはせながら作った曲ですって。
ピン!と来た人も多いと思うけど、これ、ぜったいに雪村いずみさんとデュエットするための曲よね。
懐かしい感じだけど、洗練されていて、元春のカラーになってる。
粋な感じのおしゃれ~な曲。

そういえば、うちの両親もその昔、家でレコードかけて二人でダンスしてたって言ってたなぁ。
そんなことも思い出しながら、まさに「ゴキゲンなナンバー」を堪能。

15.情けない週末
原曲は弦楽器とホーンが入って、素敵な広がりを見せるけれど、ここで聴いたこの曲は、もっとぐっと身近で、静かに静かに足元から包み込まれるような、それでいて奥行きも感じられるような、不思議な雰囲気に仕上がっていました。

16.約束の橋
イントロでノックアウト(笑)。
当然4度目の落涙。ほぼ号泣。
レコードでもライブでも、さんざん聴いてきた曲。
なのに、なんだろう、この新しい感動は。
静かで優しい力強さに加えて、ひたむきな愛情があふれ出るような、そんなアレンジと元春の歌声。
この夜最高の一曲でした。

17.ドライブ
種蒔きの歌(笑)。
「君だけなんだ」で、例のあのしぐさで、客席を狙い撃ち。
あー残念、私のことは撃ってくれなかったわ(;;)
でも大丈夫、すでに撃ち抜かれていたから(〃∇〃)

「ここで演奏は終わりなんだけど、アンコールの代わりに・・・みんな、座ったままでいいの?」と元春。
ですよね~♪と、そそくさと立ち上がる。

18.old R&R メドレー
「ジェニ・ジェニ」等、これもきっと、ご両親がダンスホールで踊っていた曲なんじゃないかな、というロックンロールメドレー。素敵。

19.Bye Bye Handy Love
メドレーから続けて、この曲へ。
最後はやっぱり、ロックンロール!

「友人を紹介します」と元春。
現れたのは雪村いづみさん!
客席の後ろの方からステージまで歩いていらして、元春と握手、にこやかに言葉を交わしていました。

これで、おしまい。
いやぁ、参りました。
ライブでこんなに泣いたのは久しぶりです。
単に歳をとっただけだという話もありますが
いやいや、そうじゃない。
元春が言ったように、この空間だから、この雰囲気だから、この日の演奏が、元春の歌声が、私の心をつかんだんだ。
してやられたってことですかね(●´ω`●)

70分という、ホールやライブハウスに比べれば短い時間でしたが、もうお腹いっぱい。

まだまだ新しい何かを贈り届けてくれる元春。
また、してやられたい。
幸せな夜でした。




おまけ。
終演後、客席出口近くで雪村いづみさんに遭遇。声をかけたら応じてくださり、握手。
「母が雪村さんが好きで、よくうちでレコードかけてました」
「まぁ!そうなの?お母様おいくつ?」
「昭和8年生まれ・・・78歳です」
「私の3つ上ね・・・そう、嬉しいわ。お母様によろしく」
「ありがとうございます。元春とのラジオ、とても楽しく聴きました。新曲も楽しみにしています」
「どうもありがとう」
こんな会話の間、ずっと私の手を握ったままの雪村さんでした。

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by caorena | 2014-10-23 23:52 | 音楽 | Comments(0)
ここでブログをはじめる前に書いていた元春ライブの感想をふと読み返し、アッキーが参加したのは2年前だったんだと改めて。
なんかそんな感じしないなぁ。

2012年6月14日にアップしたものです。
書き残しておくのってやっぱりいいなぁ。ここ数回、書いてないからなぁ・・・


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2012年6月10日、ZEPP Diver City Tokyo。長女、そしてたくさんの友人たちと参戦した、佐野元春&THE COYOTE BANDのアーリーサマーツアー。

ギタリスト藤田顕(アッキー)を加えた新生THE COYOTE BANDの新しい音~元春が目指したという「ギターラウド」なバンドサウンドを、心待ちにしていた。
前回のビルボードライブはギターレスだっただけに、もし同じ曲を演奏するとしたらどんなふうになるのかも楽しみだった。


ビールも飲んで準備万端。
暗転し、バンドメンバーが登場する。
新人(笑)アッキーのギターストロークからゆったりと始まった演奏。
くぅ~カッコイイ!!
他のメンバーが加わり、グル―ヴしていく。

元春が登場し、ロックンロールショーの始まり!!

アッキーは左利き。元春によると、その左利きということが何よりの加入決定のポイントだったとか。いや、もちろん音楽性やプレイ(あと血液型ね)も重要だったでしょうが。
ビジュアル的に、右にフカヌー、左にアッキー、もちろんギターのネックは元春を中心にして左右に広がる。この画(え)がなんともいい。特にビートルズ好きにとっては。

疾走感とともに厚みも増した感じのサウンド。音が大きい?
でも、友人たちのおかげで確保できた元春のまん前、ほぼ最前列では、PAからの音よりもしかしたらモニターからの音か?

サックスソロの部分を元春がブルースハープを吹いたり、ギターバンドらしくギターの音が前面に出ていたり。
どの曲も新しい顔を見せてくれて、ワクワクのしっぱなし。
元春がシュンスケくんのところに行くと、シュンスケくんがニコニコして嬉しそうに弾いて、そのたび元春が人差し指を立てて上に動かし、音をあげて!のサインを送っているのも印象的だった。

小松くんのイケメンドラム、高桑くんのキリンのごとくのベース、深沼くんの静かに燃えるギター、そしてアッキーのおっとこ(男)前ギター。
目の前で歌う元春に感動しながらも、他のメンバーにも目移りしきり。
「アンジェリーナ」で4人が揃ってどわっと前に出てきたときには、思わず後ずさりしそうになりながらも、年甲斐もなく狂乱の悲鳴をあげてしまったのさ♪

「Us」。さすがギターバンドだけあって、さらに圧巻。
一緒に行った長女が大好きな曲でもあり、あとで聞いたら実は泣いていたらしい。

「マナサス」のコーラス、アメリカ(米国ではなくバンド名w)を彷彿とさせる“チュルチュ チュ チュ チュ チュル~♪”が美しい。さすがみんな歌えるO型バンド!

「約束の橋」はビルボードライブバージョンのTHE COYOTE BANDバージョンといった面持ち。さらに新鮮な輝きを放っていた。

新曲を2曲披露してくれたが、THE COYOTE BANDらしい曲。
「誰も君のブルースを歌ってはくれない」という一節が心に残った。
元春によると、冬が来たころには、もしくは年内、もしかしたら年明け、新しいアルバムが届けられるかも(ヒジョーにあいまいで照れ笑い?苦笑い?の元春とバンドメンバーw)とのこと。気長に期待しちゃうぞ。

この日のライブで一番印象に残った曲は「警告どおり 計画どおり」と次の曲。
今、放たれた元春の思い・・・そんなエッジのきいたヴォーカル。
オーディエンスの盛り上がりは、もしかしたらこの曲の時が最高潮だったんじゃないか。
でもこの時私は、ついにこの曲を目の前で聴けた!と興奮しながらも、頭の片隅の冷めた部分で考えていた。

このライブ自体、電気がなければ成り立たない。
ここに来るまでの道のりも、電車で来た。

原発ってどうなんだ?という曲を歌いながら電気を使ってそれを発信していることへの違和感。

元春、あなたはそこに答えをくれようとしているの?

次の曲が間髪いれずに「僕にできることは」。

♪できることは何か 考えている
 できることは何か 考えている
 
 ガレキの中に立って
 ただ陽が暮れてゆく
 言葉に何の力が残されているのか
 空っぽの意味だけが永久に繰り返されても
 遥かな地平線の向こうに青空がのぞく限り

 できることは何か 考えてる
 愛することって何か 考えてる
 いつか君のために
 僕のために

 いつか君のために
 歴史のために


元春はきっと、私たちに問いかけているんだ。
その「何か」を自分でつかみとり、自分の中に取り込み、考えて考えて、自分自身が何をどうすべきなのかを。



アンコールの「黄金色の天使」。
原曲はDr.KyOnのハモンドオルガンの音色が印象的だが、これもまたギター中心のTHE COYOTE BANDのサウンドになっていて、すごくよかった。
今も相変わらず、長男は車に乗るとこの曲をエンドレスで聴いている。
ライブのためにショートステイに預けた長男に想いを馳せながら、じんわりと沁みてくる新しい天使を心で聴いていた。

「君が気高い孤独なら」
「ヤングブラッズ」
どちらもブラスの音やビックバンドの音がフィーチャーされている曲だが、これもTHE COYOTE BANDによって生まれ変わった感じ。
だいすきだーーー!!と叫びたくなった。



若くソリッドな THE COYOTE BANDは、新しい仲間を加え、力強く成長して、少しの包容力も身につけていた。
彼らの背中をそっと押しながら、そしてより高いところへ導きながら、元春もまた、さらに力強く、鋭く、優しく、揺らぎなく「今」を歌っていた。

私はそこで、新しいときめきと力を受け取りました。素晴らしい時間を、どうもありがとう!


最後に。
マイミクでもあるミュージシャンの山田稔明くんもこの日会場に来ていて、その様子を「日曜日のライオン」と題してブログに書いています。とても素敵な内容なのでご紹介しますね。元春の魅力にキュンとしてしまいますよ!
http://blog.livedoor.jp/monolog/archives/51958095.html
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by caorena | 2014-10-23 23:33 | 音楽 | Comments(0)
声がかすれていようが

高音が出なかろうが

そのままの

その瞬間のあなたが好きです。

批評の対象ではない。

愛する対象なのです。




月末、久しぶりの合流です。

心踊ります。

大切な時間を、共に。

楽しみにしています。



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by caorena | 2014-09-08 21:45 | 音楽 | Comments(0)
2013.2.27付


「ザ・コヨーテバンドは7年前、ここで一曲だけ演奏した…」
元春は振り返った。

あぁ、そうだった。
2006年『星の下路の上ツアー』4月2日の東京国際フォーラム。
アンコールで、元春がザ・コヨーテバンドを紹介したのだった。
まだアッキーもシュンスケくんもいない、フカヌー・高桑くん・小松くんの3人だけのザ・コヨーテバンド。
今思い出しても微笑ましいくらい、ものすごく緊張してガッチガチに演奏していたメンバーの姿を思い出す。
そして今、目の前の雄々しく成長したザ・コヨーテバンドを眺め、「大きくなったわねェ…」なんて、まるで親戚のおばさん気分で感慨に浸る。

私が行ったコヨーテバンドのライブは、
2009年7月の『COYOTE』@赤坂BLITZ
2010年10月の『ソウルボーイへの伝言』@Shibuya O-EAST
2012年6月の『アーリーサマー・ツアー』@Zepp Diver City Tokyo
そして今回の『ウインター・ツアー』@東京国際フォーラム

しょっちゅう会っているとそんなに気づかないけど、お正月くらいにしか会わない親戚の子って、成長をまざまざと感じたりするでしょ?(笑)



<セットリスト>

01 コヨーテのテーマ2013
02 アンジェリーナ
03 スターダスト・キッズ
04 ダウンタウン・ボーイ
05 星の下 路の上
06 夜空の果てまで
07 世界は慈悲を待っている
08 虹をつかむ人
09 ラ・ヴィータ・エ・ベラ
10 ポーラスタア
11 彼女
12 ワイルドハーツ
13 ハートビート
14 コンプリケイション・シェイクダウン
15 99ブルース
16 ナポレオンフィッシュと泳ぐ日
17 約束の橋
18 ロックンロール・ナイト
19 サムディ
20 ヤングブラッズ

アンコール
01 ジュジュ
02 悲しきレイディオ



一曲目から、のびのびとしたコヨーテバンドの演奏に目を見張った。
そして、元春が登場してからのアンジェリーナから連なる元春クラッシックの転がり具合と言ったら!
ジョン・レノン・ステップ(と私が勝手に呼んでいるだけ)も久々に。どうやら元春も、かなりご機嫌のご様子(笑)

ニューアルバムからは4曲演奏された。
アーリーサマー・ツアーで披露された『虹をつかむ人』。あの時はタイトルがまだ(仮)で『虹をつかむまで』だったけど、『まで』が『人』になってより具体的に個々に寄り添う表情を持ったように思う。
「誰も君のブルースを歌ってはくれない」という歌詞にぐっときて、あの時も涙ぐんだけれど、歌詞の内容はもとより、一つの曲が、ライブで歌われていくうちに成熟してきたその姿を目の当たりにして、何とも言えない嬉しさを覚えた。
こんなにもまっすぐに寄り添ってくれる元春の歌う姿を、涙をぬぐうこともせず見つめ続けた。
自分に置き換えて受け止めると同時に、この曲はやはりあの震災で心に傷を負った人々に向けての元春の想いなのだろうなと考えながら。

新曲『ポーラスタア』披露のあとは、「どうかゆっくりと座って聴いてください」タイム(笑)。
元春はピアノの前に座り、新しいアレンジで、クラッシックスを。
この日は『ハートビート』のラストのサックス・ソロの部分を元春がブルースハープで演奏した。このハープ・ソロが素晴らしく、もうため息が出ちゃうほど、うっとりと聴き入ってしまった。
続く『コンプリケイション・シェイクダウン』は、今まで聴いた中で一番ファンキーだったと思う。お隣のwow氏と、ヒップをこっつんこして踊りたいくらい、心底私好みのアレンジだった。

そして『99ブルース』。
シュンスケくんとアッキーがそれぞれのソロでフィーチャーされた。
ブルージーなDr.KyOnの演奏とは違い、シュンスケくんの、若々しく感傷的なプレイ。
アッキーのソロは、この上なくセクシーで、ソロ終わりに両膝をついたときには思わず「きゃぁぁーーー!!」と黄色い声をあげてしまった(笑)。

この夜の元春は、ほんとうにご機嫌に弾けていた。
『ロックンロール・ナイト』のあの咆哮も、広いフォーラムに最高に響き渡った。

『ハートビート』にしろ『約束の橋』にしろ『サムデイ』にしろ、今まで様々なアレンジで演奏されてきたが、今回のザ・コヨーテバンドバージョンでは、「再び立ち上がって歩きはじめる」といった印象に生まれ変わり、それぞれが眩しい輝きを放っていたように思う。これがコヨーテ・バンドの音だ!という自信に充ち溢れていて、最後までワクワクが止まらなかった。

素晴らしい東京の夜!だったな。




最後に。
元春がMCで新しいアルバム(彼は決して「ニューアルバム」と言わずに「新しいアルバム」と言うよね)のタイトル『Zooey』について話した。
多くの人がそうであるように、私はZooeyから、サリンジャーの「フラニーとゾーイー」を連想して、アルバムの内容がどうリンクしてくるのか、発売までに予習をと単行本を熟読中(笑)だ。
しかし、元春はこう言った。
「Zooeyというのは僕の古い友人のあだ名なんだ・・・彼は今はもういないんだけれども・・・」
そうだったんだ・・・何だか胸が詰まった。

そして昨日、ふと目にしたtweetにあった「ZooeyってHAL FROM APOLLO ‘69のzoeのことだったんだ」という一文に、はっとした。

トリビュートアルバム「BORDER」。
HAL FROM APOLLO ‘69は男女二人のユニットで、このアルバムで「Sunday Morning Blue」をカバーしている。
以前このアルバムの参加ミュージシャンたちのことを調べていて、HAL FROM APOLLO ‘69の男性の名がzoeで、35歳の若さで亡くなっていたことを知った。
その時はzoeをどう発音するのかわからなかったのだが、「ゾーイー」だったんだ。

もし新しいアルバムタイトルがzoeのことを指しているのなら、元春らしいエピソードだな、と思う。そして、そのことを考えると、曲や詩も少し違って聴こえてくるような気がする。


新作「Zooey」
ほかにどんな曲が詰まっているのか。
通して聴いたらどんな想いが廻るのか。
本当に楽しみです。
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by caorena | 2013-03-16 23:36 | 音楽 | Comments(0)